みなさんは、『主体性と自主性の違い』を知っていますか?
私は恥ずかしながらこの年になるまで同じだと思っていました。
違いがわかったからなんだって話なのですが
この「自主性」と「主体性」は本当にこれからの日本で大切な要素です。
身につけておくべき力だと思います。
では、その違いとは何でしょうか?
まずは、辞書からその意味を読み取ってみましょう。
自主的:[形動]他からの指図や干渉によらずに、なすべきことを自分の意思に基づいて行うさま。「自主的な活動」
主体的:[形動]自分の意志・判断に基づいて行動するさま。「主体的な行動」
んー。よくわかりませんね。
しかし
「自主的」:他からの指図や干渉によらずに、なすべきことを自分の意思に基づいて行うさま。
「なすべきこと」をするか、そうでないかの違いになってくるのかと思います。
例えるなら、
宿題という「やるべきこと」を
誰にも、何も言われずに自分で「やろう!」と思ってやることができるということです。
「主体的」とは
様々な状況下において「なぜそうするのか」「他に必要なことはあるのか」を考え自分の意志や判断で行動するということです。
つまり「主体性」は、何をやるかは決まっていない状況でも自分で考えて、判断し行動するということになります。
これは、例えるなら「宿題をする」のはなぜなのか、を考え「知識を定着させて学力をのばすため」と判断する。その上で「他に必要な事は何か」を考え「教科書を見直したり、テストをやり直したり」、ができる力のことです。
もう少し比較をすると
宿題を自分からする→自主的
宿題だけではなく、自分から何か勉強をする→主体的
係活動を進んで行う→自主的
係活動だけでなく、クラスをよりよくするためにアイデアを出したり、新しい行動を行う→主体的
だということになります。